骨粗しょう症の原因

関節を健康に保つには骨粗しょう症にならないように骨量は重要です。
ここでは、骨粗しょう症を予防する対策をまとめています。

骨粗しょう症とは?

骨粗しょう症とは、通常の骨密度よりも骨の密度が低下することで、骨が劣化しスカスカに空洞ができてしまい、もろくなり変形する圧迫骨折など骨が折れやすくなる症状のことを言います。

 

骨粗しょう症は、姿勢が悪くなったり日常生活に支障をきたしたり、進行すると一度骨折すると何度も骨折を引き起こし寝たきりになってしまうリスクにつながると考えられています。

 

平成25年度の厚生労働省の「国民生活基礎調査」によると、介護が必要となった主な原因を要介護度別にみると、要支援者では最も多いのが「関節疾患」で20.7%、次いで「高齢による衰弱」が15.4%、そして第三位に「骨折・転倒」によるものとなっています。

 

骨折の中でも特に多いのが、太ももの付け根の骨折『大腿骨折』が寝たきりになりやすいといわれており、多くの原因は転倒によるものといわれています。特に女性の場合が多く、年齢とともに骨折の頻度は高くなってくるとみれれています。

 

寝たきりにならないように予防するためにも骨粗しょう症の原因を知り、予防や対策を実践していきましょう。

 

骨粗しょう症の原因

  

では、骨粗しょう症になってしまう原因はどんな事が考えられるのでしょうか。
この骨粗しょう症は、代謝機能が低下した高齢者や女性ホルモンが減少した閉経後の女性の方に多く見られる病気と言われています。

 

【高齢の方に多い理由】

私たちの体は、生きるために全ての細胞が毎日古いものから新しいものへと入れ替わる代謝を繰り返しています。骨も同じです。骨代謝は、破骨細胞によって古くなった骨は壊され溶かし、骨芽細胞によって新しい骨に生まれ変わる代謝が活発に行われています。

 

しかし、この代謝のバランスが崩れてしまうと、骨の形成よりも骨の破壊が優位になりカルシウムが血中に溶け出して骨がもろくなり骨粗しょう症になってしまうのです。

 

そのメカニズムとは

骨形成に大切なカルシウムは、骨が破骨細胞により分解され破壊されるその時に骨からカルシウムが血液に放出されています。そして、また食事によってカルシウムが摂取され、腸で吸収されて血液中に入り骨に運ばれ新しく骨が形成されています。

 

骨代謝のサイクルは、休止期→吸収期→逆転期→形成期→休止期で繰り返されており、通常、この骨代謝のサイクルは約 4カ月です。 若い人では 1年間に骨全体の約 20 〜30%が新しくいまれ変わるそうです。

 

しかし、高齢になると骨代謝機能が低下し、骨の破壊が優位になり骨形成が少なくなってしまうのです。その結果、骨の密度が低下してしまい、中に空洞ができ骨がもろくなり骨折しやすい状態になってしまうのです。

 

【女性の方に多い理由】

骨量とホルモンとその作用身体の中のホルモンが変化するために、骨量が減少します。これは、女性ホルモンエストロゲンは骨形成を促進し、さらに骨破壊を抑えます。しかし、閉経前後から女性ホルモンのエストロゲン分泌が激減するため骨量が減少します。

 

そのほかに、遺伝もひとつの要因と言われ家族に骨粗鬆症にかかった人がいる場合、骨粗鬆症になる可能性が高くなると考えられています。

 

骨粗しょう症の初期段階はほとんど症状が無く、気付くことがないまま症状が徐々に進行していきます。そして、重症化してからも全然気付かない方もいるくらい自覚症状がないのが特徴です。

 

しかし、その結果、骨折することで知る患者さんが多く、激しい痛みやしびれを発症する慢性的に症状などが現れてしまいます。

骨粗しょう症を予防する食事療法

骨や関節を健康に保つには、積極的にビタミンD カルシウム コンドロイチン硫酸 グルコサミン マグネシウム などの栄養素をとること、そして、喫煙、飲酒、カフェインなどを控え、運動をすることが大切です。

 

カルシウムや構成成分ビタミンDやビタミンK摂る

カルシウムは、成長期の若いひとで少なくとも1日600mg、必要だとされており、骨粗しょう症や骨折予防のためのカルシウムの摂取推奨量は、1日700〜800rが必要だと考えられています。

 

しかし、カルシウムは吸収率の低い栄養素です。カルシウムの吸収には、ビタミンDが必要になります。ビタミンDが不足するとカルシウムを吸収することができません。

 

また、骨の構成分であるビタミンKや高齢者には不足しがちなたんぱく質も骨量減少を助長している可能性があるという報告もありますから、たんぱく質不足にならないように注意する必要があります。

 

カルシウム

目標量:700〜800r

牛乳、チーズなどの乳製品、小松菜、小魚、干しエビ、チンゲン菜、大豆製品など。

ビタミンD

目標量:400〜800IU(10〜20μg)

サケ、ウナギ、サンマ、メカジキ、イサキ、カレイ、シイタケ、キクラゲなど。

たんぱく質

目標量:女性が50g、男性が60g

肉類、魚介類、卵類、大豆製品、乳製品など。

ビタミンK

目標量:250〜300μg

卵、納豆、ホウレン草、小松菜、ニラ、ブロッコリー、サニーレタス、キャベツなど。

 

また、 食塩や糖分を摂りすぎると尿への排泄が増加し、からだの中のカルシウムが不足することになります。摂りすぎに注意しましょう。
●喫煙、飲酒、カフェイン 喫煙は胃腸の働きを悪くして、カルシウムの吸収を悪くします。
そして、過量のカフェインは、尿へのカルシウムの排泄を増やします。
また、過量のアルコールはカルシウムの吸収を減らして、排泄を増やします。

生活習慣で注意すること

適度に日光浴をすることで、カルシウムの吸収に不可欠なビタミンDが作られます。家の中に閉じこもりきりにならず、外出し太陽の日差しを浴びるようにしましょう。

 

また、運動不足は筋肉や骨を弱めてしまいます。強さを保つためにも適度の運動は非常に大切です。特に骨に重力がかかる運動をすることでカルシウムが骨へ定着しやすくなります。ウォーキングやジョギングなどがおすすめです。

 

そしてもうひとつ、極度のストレス は、腸におけるカルシウムの吸収を妨げます。 ストレスを感じないようにしたいものですが、人と接して生きている限りこれはなかなか難しいことでもあります。ですので、自分にあったストレス発散の仕方を見つけましょう。

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